カッコイイと思ってタトゥーを入れていました。
入れたばかりの頃はやはりカッコイイと思っていましたし、何となく強くなれた気がして良い気分でした。
いつもつるんでいた友達の何人かが先輩に感化されて入れていたので、やっとで仲間入りできたという気持ちも強かったです。
親にはなんてバカなことをするんだと言われましたが、自分の身体なのに何がいけないのかと不愉快でした。
それからもしばらくはフラフラと遊ぶ生活をしていたのですが、一緒に遊んでいた友達の1人が親が病気になったことを理由に普通の会社に就職して働くことになりました。
他の友達も結婚してしまったり、事情があって引っ越すことになったりして、段々と一緒に過ごせる友達がいなくなっていったのです。
最終的には自分と同い年の子の2人だけとなってしまったのですが、その子から自分たちもそろそろ本気で将来を考えないとヤバイと言われてしまったのです。
いきなり自分の周りの環境が変わってしまったことについていけませんでしたが、その友達が言っていることはバカでも理解できました。
そこで、今まではときどきバイトしていた生活からきちんと働く生活に変えようと考えるようになったのです。
しかし、就職活動を始めることになってタトゥーの存在に困るようになりました。